
秋の味覚の代表といえば……?
そう、「栗」ですよね!
栗ごはんや栗きんとんなど、日本らしい秋の味覚と思われがちですが、実はヨーロッパをはじめ、
世界各地で昔から親しまれている食材なんです。
ケーキになったり、チョコレートに包まれたり、シロップ漬けになったり……。
同じ栗でも、国が変われば楽しみ方もさまざま!
今回はぜひ現地で食べてみたい、世界の栗スイーツをご紹介します♪
もくじ
フランス|モンブラン(Mont Blanc)

栗を使ったスイーツと聞いて、まず思い浮かべるのはやっぱりモンブランケーキ!
フランスを代表する栗スイーツのひとつが、このモンブランです。
フランス語で「白い山」という意味で、フランス/イタリア国境付近にそびえるアルプス最高峰『モン・ブラン(Mont Blanc)』に由来します。
メレンゲや生クリームの上に、甘く濃厚な栗のクリームを細く絞ったものが定番。
サクサクとしたメレンゲ、ふわっとしたクリーム、ねっとり濃厚な栗の組み合わせは、コーヒーや紅茶との相性も抜群です。
パリなどの都市部では、パティスリーやカフェ、サロン・ド・テ(お茶とお菓子を楽しむ喫茶店のこと)などで一年を通して見かけますが、旬である秋から冬には特に栗を使ったスイーツが増えてきます。
カフェでモンブランを注文する場合は、1個6~12ユーロ(約1,100~2,100円)ほどがひとつの目安。
観光の合間に、フランスらしい午後のおやつ時間「le goûter(ル・グテ)」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
イタリア|カスタニャッチョ(Castagnaccio)

イタリアで味わってみたい栗スイーツはカスタニャッチョ。
栗の粉を使って焼き上げる、トスカーナ地方などで古くから親しまれている伝統的なお菓子です。
レーズンや松の実、クルミ、ローズマリーなどを加えることも多く、素朴ながら風味豊か。
砂糖やクリームをたっぷり使ったスイーツとは少し違った素朴な見た目で、栗そのもののやさしい甘さと香ばしさを楽しめるのが特徴です。
秋になるとパン屋さんや菓子店、カフェ、レストランのデザートなどで見かけることがあります。
ひと切れ3~6ユーロ(約500~1,100円)ほどが目安で、街歩き途中のおやつにもぴったり!
華やかなスイーツとはひと味違う、イタリアの素朴な栗文化を味わえます。
スイス|ヴェルミセル(Vermicelles)

一見するとフランスのモンブランに似ていますが、ひと味違うのがスイスのヴェルミセル。
甘さ控えめで濃厚な栗のピューレを、まるでスパゲッティのようにたっぷりと絞り、生クリームを添えていただきます。
土台になる部分はお店によってさまざまで、タルトやスポンジ生地と組み合わせてケーキ仕立てのものはもちろん、サクサクのメレンゲに盛り付けたものも。
味わいは、ズバリ栗そのもの!
素朴な風味とコクがぎゅっと凝縮されていて、添えられた生クリームとの相性も抜群です。
さくらんぼのブランデー「キルシュ」を香りづけに加えることもあり、栗のやさしい甘さとともに芳醇な香りも楽しめます。
栗の収穫シーズンを迎える秋から冬にかけては、街の洋菓子店やベーカリー、カフェはもちろん、スーパーのデザートコーナーでも販売されるほど。
スイスでは身近で親しまれている定番スイーツなんです。
カフェで食べる場合は7~12スイスフラン(約1,300~2,300円)程度が目安。
紅葉した街を歩いたあと、温かいコーヒーと一緒に楽しみたくなる一品です。
ハンガリー|ゲステニェピューレ(Gesztenyepüré)

ハンガリーで親しまれている栗スイーツがゲステニェピューレ。
甘くした栗のピューレを細く絞り、生クリームを添えたデザートです。
こちらも見た目はモンブランにもよく似ていますが、ケーキ生地を使わず、栗とクリームをシンプルに楽しむものも多いのが特徴。バニラやラム酒の香りを加えることもあり、濃厚ながらどこか素朴な味わいです。
ブダペストなどでは、昔ながらのカフェやレストランのデザートとして食べることができます。
価格は1皿1,500~3,000フォリント(約700~1,500円)程度が目安。
日本ではあまり知られていませんが、栗好きならぜひ試してみたい中欧のデザートです。
トルコ|ケスタネ・シェケリ(Kestane Şekeri)

トルコの栗スイーツといえばケスタネ・シェケリ。
栗を丸ごと甘いシロップで煮たお菓子で、日本の栗の甘露煮にも少し似ています。
特に栗の産地として知られるブルサでは定番のお菓子で、街中の菓子店にはさまざまな種類のケスタネ・シェケリが並びます。
プレーンなものだけでなく、チョコレートでコーティングしたものや、小さくカットした栗を使ったものなど種類も豊富。
しっとりと柔らかく、シロップの甘さがしっかり染み込んだ濃厚な味わいです。
ばら売りで少しだけ試したり、箱入りをお土産にしたりと、旅行中にも楽しみやすいのが魅力!
価格はサイズや内容によって大きく異なりますが、ばら売りなら1粒数十トルコリラ(約100円~)程度から、箱入りなら数百トルコリラ(約1,000円~)程度が目安です。
韓国|バムパイ(밤파이)

お隣の韓国でも栗は秋の人気食材。
なかでも手に取りやすいのがバムパイ(栗パイ)です。
サクサクとしたパイ生地の中に、栗や栗あんを詰めたお菓子で、栗のほくほくした食感と自然な甘さを楽しめます。
公州周辺ではパン屋さんや菓子店、お土産店などで見つけることができ、観光途中のおやつにもぴったり♪
バムパイは1個2,000~3,500ウォン(約200~450円)程度が目安で、数個入りのお土産用セットも販売されています。
韓国旅行というとソウルや釜山など都市圏が定番ですが、地方ならではの名産品を楽しむ旅も面白そうですね♪
※金額は2026年10月9日時点のレートです
秋の旅先で世界の栗スイーツを探してみよう!
フランスのモンブランから、スイスのヴェルミセル、トルコのケスタネ・シェケリ、韓国の栗パイ。
栗スイーツでユーラシア大陸を横断してみました!
定番の観光スポットだけではなく、その土地ならではの旬の味を楽しめるのも海外旅行の魅力です。
旅行中にカフェや菓子店、市場を見かけたら「旬の果物や木の実を使ったお菓子はないかな?」と探してみるのも面白いかもしれません。
また、海外では慣れない土地を歩き回る中で思わぬけがをしたり、食べ慣れない食事で体調を崩したりすることもあります。
旅行前には海外旅行保険の補償内容もしっかり確認して、安心して秋の旅を楽しみましょう!