
寒冷地への旅行で心強い味方になってくれるのが、いつでもどこでも体を温めてくれる「カイロ」。
冬旅では、もはや必需品と言っても過言ではない存在ですよね。
身近なアイテムだからこそ、出発前にふと気になるのがこの疑問。
・カイロって飛行機に持ち込んでいいの?
・海外まで持っていっても大丈夫?
実は一口に「カイロ」と言ってもいくつかタイプがあり、種類によって飛行機での取り扱いルールが異なります。
知らずに持っていって空港で没収!……なんてことも。
出発前にチェックしておきたい、カイロと飛行機の注意点を見ていきましょう。
もくじ
使い捨てカイロ
「カイロ」と聞いて多くの人が思い浮かべるのが、コンビニなどで手軽に購入できる使い捨てタイプではないでしょうか?

袋を開けるだけで温かくなる仕組みは、内部の鉄粉が空気中の酸素と反応し錆びる際に発生する熱を利用したもの。
ゆっくり発熱するため、安全性が高いのが特徴です。
航空法で定められた「航空危険物」にも該当しないので、もちろん海外旅行へ持ってOK!
ほとんどの航空会社で預け入れ荷物・機内持ち込みのどちらでも可能です。
ただし、内部の鉄粉が金属探知機に反応する場合があるので、
衣類に貼るタイプのカイロ保安検査を受ける前に剥がしておくと安心です。
なお日本では誰もが知る日用品ですが、国や地域によってはカイロの認知度が低いことも。
検査時に説明を求められた場合は……
- ・HEAT PAD(ヒートパッド)
- ・DISPOSABLE HEAT PAD(ディスポーザブル ヒートパッド)
と伝えると、スムーズに理解してもらいやすくなります。
電気式(電池式/充電式)カイロ

繰り返し使用できる電気式カイロはコスパの良さが魅力の便利アイテム。
パソコンやスマートフォンと同様に「電子機器」として扱われるため、基本的には手荷物として機内への持ち込みが推奨されています。
また、使われているリチウム電池・リチウムイオン電池は機内へ持ち込める個数・容量に制限があります。
航空会社ごとにルールが異なるため、搭乗前に必ず公式サイトで確認しておきましょう。
オイル式カイロ

ハクキンカイロをはじめとするオイル式カイロは、ベンジンなどの燃料が気化し、
酸化反応を起こすことで発熱するもの。
使い捨てタイプに比べ、長時間温かさが持続してゴミも出ないため、スキーやキャンプなど冬のアウトドアで愛用者も多いアイテムです。
オイルを直接燃やすものではありませんが、オイル式カイロは国内線・国際線を問わず、
飛行機への持ち込みが禁止されています。手荷物はもちろん、預け入れ荷物でも不可!
これは、燃料として使用されるベンジンが航空法において「危険物(引火性液体)」に指定されているため。
中身が空であっても、一度でも燃料を注いだことのある本体は持ち込みできません。
手荷物検査で見つかるとその場で没収される可能性があります。
没収された場合は、空港での回収手続きや、郵送による返送などの対応が必要となるため、注意が必要です。
まとめ
飛行機にカイロを持ち込む際は、種類ごとのルールを事前に把握しておくことが重要です。
最近は構造や素材が進化したカイロも増えており、中には現在の航空法では対応がはっきりしない製品も存在します。
特に電気式カイロやオイル式カイロのような高価なアイテムは、没収されると大きな痛手に。
安心して旅を楽しむためにも、出発前に航空会社の規定を確認してから準備を進めましょう!
空港での没収は保証対象外ですが、万が一旅先で大事なカイロが盗難の被害に遭ってしまった場合はぜひ@とらべるにご相談ください。24時間365日日本語受付で安心です。
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