海外旅行に行く際に避けては通れない、外貨両替(がいかりょうがえ)。
どのくらいの金額を両替しておくといいの?
両替する場所は?タイミングは?
まだまだ円安傾向が続く現在。
少しでもお得に旅行を楽しむために外貨両替について再確認してみましょう!
外貨両替とは?
日本円を外国の通貨に変えることを「外貨両替」といいます。
日本国内で流通している「日本円」は国外で使うことは出来ないため、
事前に渡航先の国の通貨に変えておく必要があります。
そもそも現金の両替は必要?
世界中でキャッシュレス化が進んでいる現代。
観光地では小さな屋台でもクレジットカード払いやスマホ決済、QRコード決済などのキャッシュレス決済に対応している場所が多く、海外に行くのにそもそも現金は必要ないようにも思えます。
しかし、時と場合によってはキャッシュレス決済が使えない場面もあります。
◯キャッシュレス決済が普及していない国や地域に行く場合
◯クレジットカードを盗まれてしまった場合
◯スマホが使えなくなった場合
◯停電や災害が起きた場合
◯チップを渡す場合
大金を両替しておく必要はありませんが、いざというときにホテルまで戻れる程度の現金を持っておくと安心です。
日本で両替できる場所は?
日本国内では、銀行や外貨両替所、金券ショップなどで両替できます。
信頼性やサービスに差があったり、両替レートや手数料が違ったりするので、自分の旅行プランに合った両替所を探してみましょう。
銀行、信用金庫
信頼性が高く安心して両替ができる銀行や信用金庫。
硬貨や紙幣の種類や数を指定できる「金種指定」ができます。
比較的良好なレートですが、窓口を利用する場合は営業時間内に行く必要があります。
事前申込をすることで外貨を宅配してくれたり、外貨紙幣を送ると口座に振り込んでくれる便利なサービスを行っているところもあります。
金券ショップ
両替レートが圧倒的にお得な金券ショップ。
ドルやウォンなどの外貨を日本円に両替したい外国人観光客の利用が多いため、
ショップの円/外貨の需要バランスで実際の為替レートよりもお得なレートが設定されています。
需要が少ない通貨は取り扱いがない場合もあります。
空港
空港のあちこちに銀行窓口や外貨両替機が設置されています。
取り扱い通貨が豊富ですが、レートや手数料が少々割高です。
出発直前に「両替を忘れていた!」というタイミングでも安心ですが、シーズンによっては長蛇の列ができていることも。
深夜や早朝などは利用時間外で窓口が閉まっていることもあります。
海外で両替できる場所は?
海外でも、日本の空港と同じように空港の窓口や為替両替機、銀行の窓口などで両替ができます。
その他、大手のホテルやデパートなどにも両替機が設置してあるケースもあるので、滞在予定のエリア周辺をチェックしておきましょう。
また、海外には日本と違い、街中のあちこちに両替所が点在しています。
比較的両替レートが良いところが多く、お得に両替できるメリットがありますが、悪質な店では紙幣の数をごまかしたり、偽造紙幣が混ざっている場合もあります。
人通りの少ない店では周辺にスリや詐欺師がうろついていたりするところも。
できるだけ安全でレートのいい両替所を調べておきましょう。
する?しない?再両替のタイミング
海外旅行から帰ってきたあと、残った外貨を日本円に戻す「再両替」。
再両替にも手数料がかかってしまうので、残った金額が少ない場合、実は再両替しないほうが一番お得なんです。
出国する前に現地の空港で使い切ってしまうか、次回の旅行まで取っておきましょう。
日本国内で外貨紙幣がそのまま使えるショップを探すのも一つの手です。
どうしても再両替する必要がある場合は、渡航前より「円安」のタイミングを狙いましょう。
例えば、渡航前の両替レートが1ドル=140円だった場合、
再両替は1ドル=150円のタイミングで行うとお得に日本円に替えることができます。
やっぱり今はキャッシュレス決済が主流
もちろん、キャシュレス決済が使える場面ではクレジットカードや電子決済を使ったほうが断然お得です。
比較的決済手数料が少なくて済みますし、ポイントやマイルが貯まるカードも。
しかし、スリや盗難の被害に遭う場合も考え、現金のほか決済手段は複数用意しておきましょう。
いち早くクレジットカードやスマホの利用を停止するためにカード会社や通信会社への緊急連絡先をメモもお忘れなく。
そして海外旅行保険に入っておくと万一のスリ・盗難損害もカバーできるので安心ですよ。